特殊詐欺などの犯罪に悪用される可能性がある銀行口座の売買をめぐり、警察は買い取りグループの主犯格とみられる男を逮捕しました。

 犯罪収益移転防止法違反の疑いで逮捕されたのは、愛知県一宮市の自称・会社員、浜元颯容疑者(28)です。

 浜元容疑者は他の者と共謀し、6月2日ごろ、SNSアプリを使って、第三者からインターネットバンキングのログインIDやパスワードを買い取った疑いが持たれています。

 調べに対し、浜元容疑者は「知りません」と容疑を否認しています。

 浜元容疑者は「銀行口座買い取りグループ」の主犯格とみられ、警察はこれまでにグループのメンバー4人と口座を売った人物4人の計8人を逮捕しています。

 グループが買い取った銀行口座は、特殊詐欺やロマンス詐欺、ヤミ金融などの犯罪に悪用されているとみられていて、警察は余罪についても調べています。