鳥取県鳥取市の市街地からはどこからでも見える!という「久松山」(きゅうしょうざん)
標高263メートルと大きな山ではないので、気軽に登れる&頂上からは市内を一望できとても気持ちがいい・・・、という言葉につられ、登ってきました。

今回のルート 久松山から本陣山(太閣ヶ平)に縦走ルート

8:15 久松公園入口
9:00 久松山頂上到着
10:00 久松山頂上出発
10:50 展望所(途中にあった小さな展望台)
11:00 本陣山・太閤ヶ平到着
11:10 太閤ヶ平出発
12:00 鳥取県庁到着

久松山に登って降りてくるだけなら、1時間〜1時間半で往復できます!
今回は、隣にある山の本陣山頂上にある太閤ヶ平(たいこうがなる)を巡るルートで、休憩しながら、比較的遅いペースでこのくらいかかりました!
朝出発でちょうどお昼に帰ってこられる感じです。

桜の名所として知られる久松公園からスタート

休日は近くの鳥取県庁駐車場が観光用に利用できます!

登山口はいくつかあるのですが、最もシンプルでメジャーなルートである「久松公園(きゅうしょうこうえん)」から登りました。
桜の名所として知られる場所で、入り口には鳥取の桜の標本木も!

ソメイヨシノの標本木
この木が開花したら、開花宣言が出ます!

二の丸へ

まずは、石段をのぼって二の丸へと向かいます
公園にあった看板によると頂上(天守跡)までは、30分〜40分で着くようです。

公園内の案内図
久松山の登山道案内図

二の丸に上がる時点で、普段運動をしない人にとっては、結構キツイです!!
まだ階段が続くのかぁ〜〜、と思ったところで、ようやく二の丸に到着。

二の丸奥にある鳥居からさらに登っていきます

二の丸奥にある赤い鳥居から登山道へと入っていきます。

登山道の距離自体は短いけれど、急な登りが続く

赤い鳥居を抜けて、さらに登ったところでようやく1合目の看板が現れます!

鳥居をスタートに登山道が始まるようなので、二の丸まで頑張って登ったところはノーカウントでした…。

一合目以降は、「もう2合目!」と次々看板が登場しますが、急な登りが続くので、やっぱりキツイ…。

こんなにキツイ、キツイ言っていますが、トレーニングとして走りながら登っている人や、子どもや高齢の方もいらっしゃるので、普段から動いている人にとっては、本当に何てことない登山なんだと思います。

休憩もできる広いスペースが

半分の地点には、広場のようになったところに小さな神社が。
これが入り口にあった赤い鳥居の本殿なんだそうです!

頂上目指してひたすら登っていきます。

鳥取市内が一望できる頂上へ

最後の石段!

何度も止まりながらゆっくりのぼって、ようやく頂上へ!
ゆっくりペースでしたが、久松公園をスタートして約40分ほどで登れました

久松山は、もともと戦国時代に「鳥取城」があった場所で、頂上に天守を構えていました。羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)の兵糧攻めの舞台となった場所で、今はその城壁のみが姿を残しています。

小さいころに遠足で来てシートを広げていた気がします…

山頂は広い広場のようになっていて、鳥取市をぐるりと一望することができます。

中央にあるのが鳥取県庁

南側には、鳥取駅や市街地が広がり、北側には、日本海と鳥取砂丘。

右奥の緑の向こうに見えるのが鳥取砂丘

ベンチが点在しているので、登ってきた方はみなさんのんびりと休憩されていました。

地元の人たちと喋ったり、軽食を食べながら
1時間ほどのんびり過ごしました

かわるがわる人が登ってきて、こんなに人気のスポットなんだ…と驚きました。

降り方もたくさんルートがあります!

頂上から来た道を戻れば、往復1時間ほどの登山ルートとして楽しむことができます!

が、久松山から、隣の山の本陣山山頂にある太閣ヶ平(たいこうがなる)という場所を目指すルートに今回挑戦することに。

久松山の頂上で出会った80代の方から「山から山に行くからアップダウンもなくて、1時間ほど歩いたらいけるよ〜」ととてもおすすめしてもらったルートです。

久松山〜太閣ヶ平の登山ルート

太閣ヶ平(たいこうがなる)へ向かうルートは、久松山に登るほどではありませんが、アップダウンがないわけではありませんでした…!!

分岐点には看板が立っていましたが、これが道かな?という場所もあったので、経験者に引率してもらえると安心だと思います!

途中、「展望所」という看板の案内で立ち寄った場所
北園、浜坂方面が見えました

それほど急な坂道はないですが、緑に囲まれた山道を1時間

急に舗装された道に出た!

舗装された道に出た、と思ったら、すぐそばに、電波塔。そして、その向かいにあるのが太閣ヶ平でした。

太閣ヶ平〜鳥取県庁裏に下山

久松山を望む場所にある本陣山頂上に位置する太閣ヶ平

太閣ヶ平側から見た久松山。
頂上の様子をしっかり確認することができます

久松山には鳥取城がありましたが、その鳥取城を秀吉が攻める際に、本陣を築いた場所がこの太閣ヶ平でした。

今も土の堤防に囲まれた地形が残っています。
ただ、ここ自体は見晴らしがあまりよくなく、久松山の頂上とは違いシートを広げてお弁当を食べるような雰囲気ではありませんでした…!

ここからは、ひたすら下りが続きます!

樗谿公園・やまびこ館へと降りることもできますが、県庁駐車場を利用していたので、県庁裏の栗溪(くりたに)神社へと降りるルートで下山しました。

栗溪(くりたに)神社

こちら側から登山をする人もいるようで、登山道入り口には看板もありました。

久松山は、普段運動していない人にはきついプチ登山

ぐる〜っと鳥取城周辺を回りましたが、一番きつかったのは最初の久松山頂上に向かう道…!そこからは、道のりは長いですが、意外と頑張れるルートでした。

スケジュールによって1時間〜4時間ほど、いろいろなコースを楽しめますので、観光の合間でも、休日のいい運動にも楽しんでみてはいかがでしょうか〜?

スポット情報

久松山(登山道入り口の久松公園)
住所:鳥取市東町2
※休日は、鳥取県庁駐車場を利用可能

著者:na-na編集部