アメリカのトーマス・グリーンフィールド国連大使が、19日長崎市を訪れ、原爆資料館を視察しました。アメリカの国連大使が長崎を訪れるのは初めてです。

国連のアメリカ代表を務めるトーマスグリーンフィールド国連大使。

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核やミサイル開発を進める北朝鮮への対応を協議するため日本と韓国を訪問中で、19日、アメリカ政府の閣僚として初めて長崎原爆資料館を訪れました。

トーマスグリーンフィールド国連大使はおよそ25分をかけて、すべての展示室を視察。

その後、館内のゲストブックに記帳し、メッセージを読み上げました。

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トーマスグリーンフィールド米国連大使
「私たちは核軍縮のための環境づくりに協力し続けなければなりません。私たちは世界のあらゆる場所で、核兵器の拡散を阻止し続ければなりません。そして、核兵器を保有している国々は軍備管理を追求し続けねばならないのです。長崎が核兵器の恐怖を体験する最後の場所となるよう私たちは努力することができるし、努力をしなければならないのです。

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大使は、「核戦争に勝者はいない」とも述べ、県内の大学生との意見交換も行いました。