革新的でグローバルな人材の育成をめざす文科省のWWL=ワールド・ワイド・ラーニング指定校となっている長崎東中学・高校で2日、海外研修に参加した生徒による報告会が開かれました。

NBC

報告したのは、ことし3月から4月にかけてアメリカ・ニューヨークやハワイ、オランダで行われた3つの海外研修や、日本の公立校として唯一招かれた国際会議に参加した長崎東高3年の生徒合わせて9人です。

このうち、松本航弥さんは、アメリカ・モントレーにある大学院が主催する国際会議に参加。核兵器廃絶に向けて日米の高校生が話し合うもので、ことしは14校から30人が参加し、「若者の平和教育」というテーマで発言しました。

松本航弥さん(長崎東高3年)
「アメリカ人の高校生の発表で一番興味深かったものは、ボードゲームを作っていた高校です。核兵器の保有や実験などの現状を学びながら、最終的には核による破壊を回避するというゲームになっているそうです。様々なことを学びながら、ゲーム感覚で楽しめるという点においては、すごく素晴らしいアイディアだなという風に思いました」

感じたことや学んだことを共有し、グローバル人財に求められる資質について皆で考えた有意義な時間となりました。