長崎県佐世保市にある杏林病院を運営する医療法人について、長崎地方裁判所佐世保支部は破産手続き開始の決定をしました。

NBC

今月21日付で破産手続き開始の決定を受けたのは、佐世保市にある杏林病院を運営する医療法人篤信会です。

代理人の弁護士によりますと、負債総額は11億7,000万円で長崎地方裁判所佐世保支部は「篤信会が債務に関して支払い不能の状態にあることが認められる」として破産手続き開始の決定をしました。

杏林病院は前身の病院が1974年に開業、救急をはじめとした佐世保市南部の地域医療を担ってきました

NBC

常勤の医師8人を含めた職員の総数は140人。先週末の時点で90人が入院中で多数の外来患者がいますが、篤信会では「他の医療機関と調整を図り入院患者と外来患者が不利益を被ることがないよう対応する」としています。