4月24日に大井競馬場で行われる羽田盃(大井ダート1800m)は補欠馬となっているラムジェット(栗東・佐々木晶三厩舎)。よって、目標をユニコーンS(4月27日・京都ダート1900m)に切り替えて調整を行っているが、今朝17日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 CWで三浦皇成騎手が跨り、インプレスとの併せ馬。正面から入場して、先行して1コーナーを回っていくが、すでにスピードに乗った走りで、2コーナーから向正面に走る動作もスムーズ。3コーナーすぎでは鞍上がちらりと後ろを確認するシーンがあったが、極端にラップが落ちるようなことはなく、先行したまま、4コーナーから最後の直線に向いてくる。

 内からインプレスが差を詰めてくるが、抜かれそうな気配は全くないくらいにラムジェットに余裕がある。馬体は並んでいたが、そのくらいの手応えに違いがある状態でゴール板を通過した。

 時計は6F81.5〜5F66.6〜4F51.9〜3F36.9〜2F23.2〜1F11.6秒。前走が初めてのマイルで、今回は更に距離が延びる。しかし、先週、今週とCWでの追い切りを見るかぎりはコーナーが4つの中距離でパフォーマンスが上がるイメージしかない。近走は左回りのレースが続いているが、その点に関しても、右回りの追い切りでこれだけ動けば全く問題ないだろう。

(取材・文:井内利彰)