◇セ・リーグ 巨人0―4ヤクルト(2024年5月1日 東京D)

 巨人の3年目右腕・赤星優志投手(24)は1日のヤクルト戦(東京D)で5回7安打4失点。昨年10月3日の中日戦(バンテリンD)以来となる今季初勝利をまたも逃し、今季3敗目を喫した。

 初回、西川、丸山和に連打された無死一、二塁から3連打目となるオスナに6号3ランを被弾。フルカウントからの6球目、高めに浮いたカーブを左翼スタンドに叩き込まれて開始9球で1死も取れないまま3点を失った。

 0―3で迎えた3回には先頭の丸山和に2打席連続安打。オスナを併殺打に仕留めて2死走者なしとしたが、続く村上には1ボール2ストライクからの4球目、真ん中に入った147キロ直球を逆方向の左翼スタンドへ放り込まれて4失点目を喫した。

 フルカウントからオスナに浴びた先制3ランについて「3ー2にする前に抑えられたら」と悔やんだ赤星。「自分の有利なカウントで進めなかった。そこを次はしっかりやりたい」と前を向いた。

 中継ぎで今季初登板となった4月3日の中日戦(バンテリンD)で2番手として3回完全投球を披露し、自己最速の154キロもマーク。今季初先発となった同17日の阪神戦(甲子園)では5回3安打2失点と好投するも打線の援護に恵まれず、同24日の中日戦(東京D)では7回8安打3失点(自責2)と粘投したが、ともに敗戦投手となっていた。