「ウマ娘」の藤田晋オーナーが所有するリプレゼント(牡4、美浦・高柳瑞樹厩舎)が、土曜東京7Rの4歳上1勝クラス(ダ1400m)で地方・名古屋からの再転入初戦を迎える。

 リプレゼントは父ロードカナロア、母ファイネストシティ、母の父City Zipの血統。母は16年のBCフィリー&メアスプリント(米G1)の覇者。21年のセレクトセール1歳では、後のオープンファイアと並んで同年の最高価格タイとなる3億円(税抜)で落札された。

 昨年5月に中内田充正厩舎からデビューしたが、初戦が16着、2戦目が7着。いずれも勝ち馬から2秒以上の差を付けられる大敗だった。その後、地方・名古屋に移籍して1着→2着→1着→1着。中央への再転入の条件となる3勝を挙げると、高柳瑞樹厩舎で待望の返り咲きとなった。

 ここまで1カ月以上をかけて、坂路とWコースで入念に乗り込まれてきた。17日の坂路最終追いでは4F52秒6-1F12秒6と上々の時計をマーク。以前とは見違える走りで、あっさりJRA初勝利となっても驚けない。