待ちに待ったデビュー戦だ。昨年の皐月賞を制したソールオリエンスの半弟となるフォティーゾ(牡3、美浦・宮田敬介厩舎)が、日曜東京5Rの3歳未勝利(芝2000m)で初陣Vを狙う。

 フォティーゾは父キズナ、母スキア、母の父Motivatorの血統。母は11年の仏G3フィユドレール賞の勝ち馬。半兄のソールオリエンスは昨年の皐月賞と京成杯の覇者。同じくヴァンドギャルドは20年の富士Sを制し、21年のドバイターフで2着となっている。

 昨年7月にゲート試験に合格。その後、放牧を挟み、2月に一旦入厩したものの、体調が整わなかったため、再び放牧に出されていた。それでも4月になって美浦に戻ってきてからは、順調に乗り込まれている。1週前のW追いでは兄の主戦を務める横山武史騎手が騎乗。5F66秒9-1F11秒0の好時計をマーク。さすがは良血馬といった雰囲気が漂わせている。既走馬相手の戦いとなるが、攻め通りに走れれば、あっさりがあっても驚かない。