BtoB-EC専用カート「Bカート」を提供するDaiは、地域が抱える課題をDXで解決するためのプロジェクトを進めている。出社を前提としないフルリモートを採用しており、全国各地に点在する社員が、地域が抱えるBtoBに関した課題の解決を目指し、地域の金融機関や業界団体、商工会議所などと協業を進めている。

Daiでは、社員が住む地域に全国の社員が持ち回りで集まる合宿形式のGM(General Meeting)を実施。GMでは地域が抱える課題を直接感じられる場面を作っている。静岡県や沖縄県で具体的な活動が始まっている。


<「Bカート」で浜松を支援>
第1弾として2023年6月、浜松市内在住の社員がきっかけとなり、浜松いわた信用金庫とビジネスマッチング契約を締結した。同信用金庫が持つ顧客をDaiに紹介している。紹介を受けたDaiは、業務効率化を図る地域の中小企業や事業者に対して、BtoB-ECによる業務のDXを推進する。浜松市を拠点とする企業の事業活動の効率化のほか、地域経済の持続的な成長の実現に取り組んでいる。

沖縄県では那覇市在住の社員が成果を上げている。県内の補助金サポートを手掛ける一般財団法人 沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)に受発注業務の相談をする企業が「Bカート」を利用、社内のDX化が進んでいる。

鵜飼智史取締役COOは「Bカートは必要な機能を備えて、地方の中小企業でも迅速に使える価格帯にしている。Bカートを普及させることで地方企業の活性化につなげていきたい」と話している。


【「Bカート」 サービス概要】
「Bカート」は、BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービス。BtoB特有のさまざまな商習慣に標準対応している。カスタマイズが不要ですぐに利用できる。中小企業から上場企業まで、1500社以上の導入実績がある。現在60万を超える事業者がBカートで発注を行っている。月額9800円から即日スモールスタートすることができる。


◾️「Bカート」
https://bcart.jp/