世界から集まった若い人たちが、平和の実現や紛争などの解決に向け話し合い、自分たちができることを考えます。

平和をテーマにした国際フォーラムが長崎市で始まりました。

(案内人)

「1945年8月9日、原爆の正確な時間がわかる」

10日から3日間、長崎市で開催される「ナガサキ ピースプレナーフォーラム」。

平和活動を軸に、社会問題の解決や新規事業に乗り出す若い世代を育成しようと、産学官が連携する「ワン ヤング ワールド(OYW)長崎協議会」が主催します。

3日間でアメリカやアフリカなど、国の内外から約100人が参加するということです。

初日は、参加者たちが長崎原爆資料館を訪問。平和案内人が、英語で被爆の惨状を説明しました。

また、国連の中満 泉事務次長が取材に応じ、若い世代にとっての意思決定の場にしてほしいと、フォーラムの成果に期待を寄せました。

(中満 泉事務次長)

「若い人たちが考えるのは、ものすごく重要な機会だと思う。国連にとっても非常に重要なこと。世の中が変えられる、必ずより良いところになっていくと、信じてもらえるような場になればいい」

11日は「平和と対立」など 3つのテーマでトークセッションを開き、中満事務次長も登壇するなど議論が本格化します。

最終日は、ワークショップで社会課題の解決に向けたアイデアの考案などを行うということです。