県物産振興協会の通販サイトが不正アクセスを受け、利用客の個人情報が最大で約6万人分流出した可能性があることが分かりました。

協会は利用者に対し「身に覚えがない請求がないか確認してほしい」と呼びかけています。

不正アクセスを受けたのは、県物産振興協会が運営する通販サイト「e-ながさきどっとこむ」です。

個人情報が流出したおそれがあるのは、2000年のサイト立ち上げ以来、会員登録をした最大約6万人分で、氏名、性別、生年月日、住所などが含まれるほかサイトをリニューアルした後の2020年9月8日から今月22日までの利用者については、クレジットカードの情報も含まれるということです。

協会によりますと今月21日、県警からサイト内のプログラムの一部が不正に改ざんされているなどと指摘があり、翌22日にはサイトを停止したということです。

(県物産振興協会 土井口章博 専務理事)

「この度の事態を厳粛に受け止め、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策及び監視体制の強化を行い、再発防止を図っていく」

これまでに被害は確認されていないということで、県警に被害届を提出する方針です。

協会は利用者に対して「クレジットカードの明細に身に覚えがない請求がないか確認してほしい」と呼びかけています。