お笑いコンビますだおかだの岡田圭右が30日、TBS系「ゴゴスマ」(月〜金曜午後1時55分)に出演。26日に94歳で死去したウエディングドレスなどブライダルデザインの第一人者として知られる桂由美(かつら・ゆみ、本名結城由美=ゆうき・ゆみ)さんを追悼した。

番組では、桂さんが手掛けたウエディングドレスに身を包んだタレント安めぐみと、夫の東MAXこと東貴博の結婚式の映像が映し出された。岡田は「芸能人の結婚式の時にね。先ほども東MAXさんの写真、こういうのを目にしますし。特に女性にとっては、ウエディングドレスというのは本当に大切なものですから、かなりの影響を受けたと思う」と話した。

桂さんの訃報はこの日、株式会社ユミカツラインターナショナルが発表した。「1965年以来ユミカツラのクリエイティブディレクターを務めてきた桂由美(かつら・ゆみ/94歳)の逝去を発表します」と伝えた。1965年(昭40)にはウエディングドレスの着用率が3%だったというが、現在では90%以上の花嫁が着用するようになったという。

◆桂由美(かつら・ゆみ)本名結城由美(ゆうき・ゆみ)1930年(昭5)4月24日、東京都生まれ。64年に日本初のブライダルファッションデザイナーとして活動開始。翌65年、日本初のブライダル専門店をオープン。日本のブライダルファッション界の第一人者としてパリやニューヨークなど世界各国30以上の都市でショーを行い、「ブライダルの伝道師」とも称される。93年に外務大臣表彰、2019年には文化庁長官表彰を受賞。23年11月には、結婚式におけるウエディングドレスという分野を確立し、日本のシルクの美しさや魅力を世界中に広く周知し、絹文化の発展に貢献した功績は偉大として蚕糸功労者最高賞「恩賜賞」を受賞。