近鉄や中日などで投手として活躍し、今月1日に右腕の切断手術を行ったことを公表した佐野慈紀氏(56)が8日、自身の「ピッカリブログ」を更新。右腕手術の患部を公開した。

「何かさ笑」と題した文章をアップ。「ぬいぐるみみたい。。。そんなええもんちゃうやろ!至って元気です」とつづり、右腕の切断部分が包帯で巻かれた写真をアップ。佐野氏は気丈に笑っていた。

佐野氏は先月30日に56歳の誕生日を迎え、ブログを通じて「2024/05/01 感染症が進み明日右腕を切断する事に。56歳 最初の出来事が右腕を失う事。涙は出なかった。もちろんショックはあるけれど 何とか機能を残そうとしたけど。。。ままならない。受け入れることなんて出来ないけど 生きる為には乗り越えないとな」とつづっていた。

前日7日には「皆さんからの温かいたくさんのメッセージに感激と感謝がやみません本当にありがとうございます」と切り出し「今日初めて切った腕と対面しました。感想は短くなったなぁですね」と報告した。

さらに「痛みもなく順調なようです。受け入れようと思いつつもやっぱり観てみぬふり なかなか弱気なハゲオヤジです」と本音を吐露。続けて「まだまだ先は長いですが変わらず前を向いて 生きますね。 健康第一 みんなかがや毛〜!」といつもの決めぜりふで締めくくっていた。

◆佐野慈紀(さの・しげき)1968年(昭43)4月30日生まれ、愛媛県出身。松山商から近大工学部を経て、90年ドラフト3位で近鉄入団。99年オフに中日へ移籍も00年終了後に自由契約となり、米独立リーグなどで2年間プレー。03年にオリックスにテスト入団し、2試合に登板した。現役時代は175センチ、87キロ。右投げ右打ち。