俳優生田斗真(39)が13日、都内で、劇団☆新感線44周年興行・夏秋公演「いのうえ歌舞伎『バサラオ』」(7月7日から、福岡・博多座など)製作発表に出席した。

生田は、同劇団の舞台に今回で5作目の参加。生田の39歳を祝して「サンキュー公演」になるといい、「本当にうれしく思います」と感激した。

今作は座付き作家・中島かずき氏による新作で、「ヒノモト」と呼ばれる国で、幕府と帝が争う時代、いきすぎた自分の信念のために裏切り、裏切られる人々の物語。生田は自身の美しさを武器に天下取りを目指す男ヒュウガを演じる。

役どころについて「とんでもない役です。劇団☆新感線の悪役はいつか演じてみたいと思っていました」と語った。

今公演では親交の深い中村倫也(37)との共演が実現。中村は生田とバディを組む謎の男カイリを演じる。中村は「一緒にやれるのをうれしく思います。昨日本読みしたら主演より出番多い。話が違うと思いました(笑い)気を引き締めていかなければと思いました」。劇団員ではない役者の生誕公演が初めてということにも触れ「もっと劇団員の生誕を祝った方がいいです」とツッコミを入れ、笑いを誘った。

看板役者古田新太(58)とは、生田、中村ともに同劇団の舞台では初共演。生田は「ようやく念願かなった。古田新太という1人の男が舞台上に立っているだけでワクワクさせてもらえる。何か起きるんじゃないかと思わせてくれる、けど何も起きない(笑い)板の上で一緒に芝居ができるのが楽しみ」。

古田と十数年来の交流がある中村も「古田さんに飲み屋で芝居のアドバイスをもらったりして、十何年か経つ。時を経た今一緒にやれるのが楽しみ」と呼応。古田は「2人とはめちゃくちゃ付き合いが長い。できれば下ネタミュージカルやりたかったけど次の機会に」。“古田節”をふるいつつ「斗真のせりふは本当にばかばかしくて。何様のつもりだよ、みたいなせりふもある。斗真のファンでもアンチ斗真の人でも楽しめる」と笑わせた。

会見には西野七瀬(29)りょう(51)も出席した。

博多座は7月7日〜8月2日。東京・明治座で8月12日〜9月26日、10月5〜17日に大阪・フェスティバルホールで上演予定。