《お騒がせしたこともありましたが、私は離婚しません》

 こう発言したことが話題になったのが、モデルでタレントの東原亜希(41)。自身がモデルを務める雑誌「VERY」(24年5月号)で、夫との関係に悩む読者からの質問に答えた東原は、自身の夫婦関係について言及している。

 23年5月、「週刊文春」に報じられたのが、柔道の五輪金メダリストで夫の井上康生氏(45)の“黒帯バスローブ”ホテル密会。4人の子供がいるオシドリ夫婦の関係に亀裂が入るかに思われたが、東原が夫の不倫疑惑に大人の対応。雑誌ではそのときの心境について赤裸々に語っている。

「夫の不倫が報じられた時、淡々とした気持ちだったという東原は離婚しない理由について、自身のメンタルが崩壊していた20代のときに井上さんに支えてもらった恩があるからと語っています。波風が立たない夫婦はいないとキッパリ。許す生き方を自ら実践しているということのようです。かつてうちの編集部にビールのキャンギャルとしてやってきた20代のときを知っているので、達観した大人の女性になったことに驚きました」(女性週刊誌記者)

■過去に尽くしてくれた恩義

 不倫した夫を見捨てずに支えたことで「賢妻」との呼び声が高いのが、女優の佐々木希(36)。夫のアンジャッシュ渡部建(51)は世間を震撼させたゲス不倫騒動からおよそ4年、復活の兆しを見せている。

 20年近く続くレギュラー番組「白黒アンジャッシュ」(チバテレ)のほか、ABEMA「チャンスの時間」などに出演。自身のYouTubeチャンネル「いつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組」(チャンネル登録者数25.8万人)やコミュニケーションについての講演会が人気を博し、激しく叩かれた“多目的トイレ不倫”の記憶が薄れつつある。

「周囲からは無職となった渡部と離婚を勧める声もかなりあったようですが、頑として離婚しなかった佐々木に対しても批判の声があがりました。今では『全部妻のおかげ』と渡部は心を入れ替えている様子ですが、佐々木が離婚を選択しなかったのは、2年間の交際中に渡部がとことん尽くしてくれた恩や、リスペクトの気持ちがあるからというものでした。仕事で日本を留守にしている間に、通い不倫していたことが報じられた俳優で夫の田中哲司と離婚しなかった仲間由紀恵も、夫の謝罪を受け入れたと言われています」(芸能ライター)

 おイタした夫が捨てられなかったのは、過去の恩と尊敬の念が色褪せなかったおかげか。