「とても楽しみました」

 14日午前、皇居・東御苑の楽部庁舎で雅楽の演奏を鑑賞された、天皇皇后両陛下の長女、愛子さま。水色のジャケットとスカート姿、胸元には真珠のネックレスを身につけられ、学生時代から関心があった雅楽の演奏に聞き入られた愛子さまは、この4月、日本赤十字社に入社されたばかり。この日は仕事がお休みで、春季雅楽演奏会は今回で4度目になる。

 愛子さまは、平日は嘱託社員として働く日赤に出社されているが、早くも入社3日目にして残業されていたと報じられている。

「青少年・ボランティア課に配属された愛子さまは3日の残業だけでなく、5日には20時まで日赤本社に滞在していたと報じられました。新人研修中の残業はありえないはずで、日赤もこの報道を否定しています。白熱する報道は愛子さまへの期待の大きさを感じさせるものがあります」(週刊誌記者)

 学習院大学をご卒業後、海外留学や大学院に進学されず、愛子さまの日赤就職という選択は驚きをもって受け止められた。

■期待される公務との両立

「日赤は雅子さまが名誉総裁を務められていることから、愛子さまにとっても身近な団体で、震災や豪雨災害などの際、ご両親が被災地に寄り添われている様子を幼少の頃からご覧になったり、お話を聞かれたりした経験が影響を与えたのは間違いないでしょう。一方、皇族数が減少をたどる中で、愛子さまに期待されているのが成年皇族としての公務の機会です」(皇室ジャーナリスト)

 愛子さまが嘱託社員という雇用形態を選ばれたのは公務と両立するためだが、活発なご活動ぶりに心配の声も上がっている。

「没後110年にあたる平日の9、10日に、明治天皇の皇后だった昭憲皇太后が祀られている明治神宮を参拝されています。先日の雅楽鑑賞会は日曜日でしたが、“自宅”である皇居で行われ、『楽しみにしていた』とお話しされていることから進んで参加された様子が伝わってきます。ただ今後、平日、土日祝日関係なく公務の数が増えていく中で、愛子さまへの期待が大きいだけにあまり頑張りすぎないでほしいといったところでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)

 “人々や社会の役に立ちたい”と語られている愛子さま。毎年新社会人には“5月病”という洗礼が待ち受けているが、SNSでは《お休みの日はしっかり休息を取っていただきたい》《愛子さま頑張りすぎでは》といった声が見られる。