【現役店長のホンネ 100円ショップのすぐれもの】#57

 前にも紹介したのですが、100円で買えるタネがバージョンアップしているので紹介しちゃいますね。暖かくなってきて、ガーデニングを再開しようかなという方、必見です!

 4月にまくタネとしてお勧めなのが、ダイソーの「AGRI LIFEシリーズ」(1袋100円)です。もうこれだけ買っておけば大丈夫というぐらいお得な「和花混合ミックス」は、一袋にアスター、ひまわり、コスモス、ダリア、千日紅、ケイトウなどのタネが入っていて、今頃にまけば初夏にかけてきれいな花たちが楽しめます。まさに今が旬のタネですね。それぞれ咲く時期が違うので、時間差で花壇がにぎわうのも一興です。

 同じく「ワイルドフラワーATガーデン」(100円)もいろんな花のタネが入っていますよ。ヘリクリサム、カスミソウ、ヤグルマギク、ゴデチア、ニゲラなど。あまり聞いたことのない種類もあるので、ある意味、咲くのが楽しみですね。

 こちらも時間差でいろいろ楽しめます。それにしても何が「ワイルド」なのかは謎ですが(笑)。

 花が咲いた後、タネを集めればまた来年、まくこともできますからエコですよね。

■野菜のタネも豊富

 花より団子という方には「プチキャベツ・芽キャベツ」(100円)はいかがでしょう。普通のキャベツと違って、葉のつけ根に生えたわき芽が結球し、直径3センチほどの小さなキャベツがブドウのような形に実ります。

 こちらはプランターでも栽培できるので、トライしてみるのもいいのでは。ただ、害虫対策など手間がかかることもありますので、ほったらかしというわけにはいきません。その分、収穫時には手間暇かけた故においしさが増すことでしょう。

 あまり手をかけたくないという人にお勧めなのが「ほうれん草」(2袋で100円)。いくつか種類があって、寒さや病害に強いタネも。タネまきから収穫まで40日程度というのもお手軽感がありますよね。こちらもプランターで栽培できるのですが、暑さに弱いのもありますので、春先の今がベストシーズン。

 また、家庭菜園の定番「ミニトマト」(2袋100円)も比較的育てやすい野菜ですね。収穫までは3カ月ほどかかりますが、すくすくと育つ姿を見ながら水やりをするのも楽しみの一つではないでしょうか。

 そして隠れ定番といわれているのが「オクラ」(2袋100円)。比較的暖かい環境を好むので、関東・関西ならタネまきは4月の中旬以降がよろしいかも。収穫まではおよそ2カ月。収穫が始まると長期にわたって大量に実がなるので、育て甲斐がありますよ。

 焼きナスがおいしい「ステーキなす」(100円)は今年の新顔。他にも「ハバネロ」や「オレンジポップ」(共に100円)といった変わり種もありますよ。「交配極甘ホワイトコーン」(100円)なんかはビジュアルが何かかわいい。

「湯けむり娘」(100円)は枝豆なんですが、何か名前に引かれちゃいます。収穫後にビールで一杯やるのが楽しみですね。