なにしろ約12億3000万円の豪邸だ。

 プールやバスケットコートに加え、サウナや映画館やジムまであるという。大谷翔平(29=ドジャース)がロスに購入した自宅のことだ。日本時間23日、「ロサンゼルス・タイムズ」が報じた。

 4月にはハワイに約25億円の別荘を購入したことが話題になったばかり。週刊文春によれば、大谷は昨年3月に開催されたWBCで、侍戦士に投資用の不動産で購入したことを明かし、「一棟、ニーゴーでどう?」と持ちかけたという。勧誘された選手が2億5000万円かと思ったら、25億円だったという〝オチ〟までつくのだが、自宅と合わせて37億円超の買い物はさすがプロスポーツ界ナンバーワンの高給取りか。

 自分の口座から元通訳の水原一平被告に26億円を盗まれたことに気付かなかったくらい。その水原被告が「ショウヘイのライフスタイルに合わせようと無理をしていた」と言ったほど、スーパースターの暮らしぶり、金銭感覚は常人離れしていることになる。

 大谷はそもそもカネに無頓着、カネ遣いも派手ではなかった。21年11月、日本記者クラブの会見では稼いだカネの使い道を聞かれ、「特に消費することもないので、いまのところはたまる一方です」と答えた。

 渡米するまで寮生活だった日本ハム時代はスポーツ紙に「月1万円生活」と書かれた。確定申告用に実家に送った領収書はコンビニのものが多かったという。

 花巻東高(岩手)時代に親御さんが小遣いを渡そうとすると、「まだ1000円あるから大丈夫」と答えたとか。中学の修学旅行で浅草やディズニーランドへ。1万2000〜1万3000円の小遣いをもっていったものの、自宅に戻ると土産とともに残ったカネをカウンターの上に置いたそうだ。

 日本時間17日、米経済誌「フォーブス」が公開した過去1年間で稼いだスポーツ選手のランキングによれば、大谷は約132億5000万円で野球選手としてトップの13位だった。ケタ外れの収入が金銭感覚を変えたようなのだ。

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