<広島5−1DeNA>◇17日◇マツダスタジアム

広島新井貴浩監督(47)が積極的采配で連勝をもたらした。

同点の4回無死一、二塁から開幕2連勝中のアドゥワに代打を送った。4回まで1失点ながら毎回の7安打を浴びており、明日は休養日となる日程もあった。代わった二俣のバントは相手のミスを誘って無死満塁となり、1死後に内野ゴロで勝ち越し。さらに2死一、三塁から重盗をしかけて、三塁走者が生還(記録は一塁走者の盗塁死)。貴重な追加点を奪った。

新井監督は試合の流れを変えた継投策について「アドゥワはヒットを打たれながらも粘ってよく投げてくれていたんですけど、点が欲しいところ。打線の絡み、明日が休みというところもあった」と説明した。

4点リードの7回以降は矢崎、島内と勝ちパターンを投入し、DeNAに反撃ムードをつくらせなかった。9回1死一、二塁とセーブシチュエーションになると、栗林を送って試合を締めた。得点にはつながらなかったものの、2回は1イニングに3度のリクエストを要求する積極性で2度成功させた。