◇30日 オリックス0―1ロッテ(ほっともっと神戸)

 ロッテの佐々木朗希投手(22)が今季5度目の登板で初めて7イニングを無失点に抑え、3勝目を挙げた。同学年のオリックス・宮城大弥投手との通算5度目の投げ合いを制し、これで佐々木の3勝1敗となった。

 佐々木は1回無死一塁から森に左中間突破の二塁打を許したが、左翼手の荻野から中継した遊撃手の茶谷が本塁へ好返球。一塁からホームを狙った西川の生還を許さず、初回のピンチを無失点で切り抜けた。

 その後の佐々木は得意のフォークがさえ、7回まで毎回の10奪三振。球速は最速158キロで、160キロ台は1球もなかったが、オリックス打線を翻弄(ほんろう)。今季ここまでの4試合はすべて失点していたが、初めて無失点でマウンドを降りた。

 打線は5回1死から荻野の左中間適時二塁打で1点を先制。8回からは鈴木、沢村、益田とつないで1点のリードを守り切った。