ソフトバンク武田翔太投手(31)が18日、「右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)」および「鏡視下肘関節形成術」の手術後、初めて福岡・タマスタ筑後のリハビリ組に合流した。「術後まだ10日ぐらいなので。(右肘の)腫れが引くまでは最低限のできることをやっていきたい」と語った。

競技復帰までは1年〜1年半の見込み。「もう、前を向くしかない。やるべきことをしっかりやって。復帰のめどとかはまだ考えられていない」と心境を明かした。今季中の復帰は絶望となり、来シーズン中の復帰を目指す。

プロ13年目で大きな決断だった。「このままやっててても良くないなと思って。これから先のことも考えたらきっちり治した方が早いなと」。2年前。22年8月27日の日本ハム戦(札幌ドーム)で右肘の張りを訴えて緊急降板。MRI、エコー検査を受け、右肘内側側副靱帯(じんたい)の炎症と診断されていた。直近2年間は「2年前に痛めた時の違和感がずっと続いていた」と明かした。

チームメートには12年に和田毅投手(43)がトミー・ジョン手術を受けており、相談にも乗ってもらっていたという。武田は「手術をする前とかだったり、手術後のトレーニングの仕方をいろいろ聞きました」と話した。