<ヤンキース5−3タイガース>◇4日(日本時間5日)◇ヤンキースタジアム

今季不調が続いているヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)が、自身初の退場処分を受けた。

タイガース戦に「3番中堅」で出場し、7回の打席でフルカウントからの外角低めのコーナーを突いた1球をストライクと判定され、見逃し三振。ベンチに戻る際、判定に納得いかない様子で球審に向かって何か言うと、退場が告げられた。再び抗議し、ブーン監督もベンチから飛び出して抗議したが退場処分を翻すことはできず、ジャッジはそのままベンチ横の出入り口から中へ引っ込んだ。通算870試合目の出場で初の退場だった。

ESPN電子版によると、ヤンキースの主将が退場になったのは1994年5月13日のドン・マッティングリー以来。デレク・ジーターは03年から引退する14年まで主将を務めたが、1度も退場処分を受けていないという。

ジャッジはこの日は4打数2安打1打点だったが、今季はここまで打率2割9厘、6本塁打、19打点、ア・リーグ最多の43三振と苦戦している。リトルリーグ時代も含め退場はこれが人生初で、試合後は「すごく驚いた。5−3でチームが僅差で勝っている試合終盤だったからなおさら。自分が退場になるとは、想像もしていなかった」と話した。