<パイレーツ10−9カブス>◇11日(日本時間12日)◇PNCパーク

右脇腹痛による負傷者リスト(IL)入りから前日に復帰していたカブス鈴木誠也外野手(29)が11日(日本時間12日)、パイレーツ戦で4月14日以来、約1カ月ぶりに「2番右翼」でスタメン出場した。

5打数2安打1打点1四球とマルチ安打をマークした。パ軍先発は23年ドラフト全体1位でこの日がデビュー戦となったポール・スキーンズ投手(21)。最速102マイル(約164キロ)を計測した右腕に対し、鈴木は2打席連続三振。第3打席に遊撃内野安打を放った一方、「あんなに速い球を見たのは久しぶり」と感想を口にした。

試合は、雷雨のため、2時間20分中断。鈴木は再開された5回2死満塁で押し出し四球を選び、1打点を挙げた。カ軍はこの回に6つの押し出し四球を選んで一時は逆転したものの、再逆転された末、競り負けた。試合後の鈴木は「(打撃の調子は)良くないし、たまたま安打になっただけ」と淡々と話した。