<明治安田J1:神戸0−1京都>◇27日◇第10節◇ノエスタ

ヴィッセル神戸がホームで京都サンガFCに敗れた。

立ち上がりから両チームが前への勢いを感じさせる展開。前半2分に京都FW豊川雄太(29)が惜しいシュートを放てば、同5分には神戸FW武藤嘉紀(31)がクロスに合わせてボレーを狙う。京都は積極的に動いてセカンドボールを拾い、神戸はボール奪取からの素早いカウンターで押し返した。

徐々に主導権を握った神戸は同アディショナルタイムにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定でPKを獲得したが、FW大迫勇也(33)のシュートはGKク・ソンユン(29)がストップ。逆に後半10分、京都は右CKからFW原太智(24)が頭で決めて先制に成功した。

京都がリードした後は神戸が一方的に押し込み続ける展開となったが、数多くのシュートを打ちながらも神戸は1点が奪えず。最後まで粘り強く体を張り続けた京都が、昨季のJ1王者から勝ち点3を得た。