<U−23アジア杯カタール大会:日本1−0ウズベキスタン>◇3日◇決勝◇ドーハ

パリオリンピック(五輪)の切符を手にしたU−23日本代表が、同ウズベキスタン代表に1−0で勝ち、4大会ぶりの2度目の優勝を手にした。

会場で見守った日本サッカー協会(JFA)宮本恒靖会長(47)は、会長就任後初タイトルとなった。

後半追加タイムにMF山田楓喜(22=東京ヴェルティ)の得点で先制し、その直後にPKを与えてGK小久保玲央ブライアン(23=ベンフィカ)がビックセーブ。ハラハラする展開に「だいぶ消耗しました」と苦笑いで振り返りつつ「よかったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

これまでより一段階上の相手に苦戦した試合を「前半とかは本当に相手の勢いが強くてプレスも強くて試合をコントロールできない自分たちの今までのこの大会の良さが出なかった感じがしましたけど、でも、後半途中からペースを握ってたと思うし、ああいうビッグセーブがあったからこその、チームの頑張りがあのビッグセーブにつながったと思う」と総括した。

五輪本番に向けた協会としてのバックアップとして「23歳以下の試合ですけどそこにオーバーエージ(OA)がどれだけ入れるのか、そこはいろいろと交渉していかないといけないし、いろいろと情報入れてる段階。勝ちにいくことと、若い選手の伸びる場所という両方成立させないといけないのが五輪。どっちがだけではなくて、両方求めてやる大会。メダルを狙えるようなバックアップはして行きたい」と語った。

最大3枠ある24歳以上のOAについて「大岩(剛)監督とも少し話はしてますし、もちろんカゲさん(影山雅永技術委員長)とかも話をしながら、森保(一監督)さんも話して、日本サッカー協会含めて、チームで話していきたい」。

注目される久保建英(22=Rソシエダード)や今回未招集の海外組については「並行してやっている。またそういう情報を整える機会が今後出てくると思う」と言及するにとどめた。