陸上男子110メートル障害(ハードル)パリオリンピック(五輪)代表の村竹ラシッド(22=JAL)が1日、新潟市内で内定会見に出席し、初舞台へ「決勝進出、メダルを獲得したい」と日本人初の快挙達成を誓った。

6月30日まで行われた日本選手権(新潟)では雨が降りしきる悪天候の中、今季世界6位タイの13秒07(追い風0・2メートル)で優勝。中盤から抜け出し、自身の日本記録まで0秒03に迫る好タイムで初の五輪切符をつかんだ。「ハードルの内容は満足いくものではなかったが、その中で13秒07。例年の五輪や世界選手権でも通用するタイム。まだまだ上積みを残しているので、もっともっとタイムが出る」と自信を深めた。

今後は7月7日に世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)パリ大会に出場予定。「一足先にパリへ行って、世界の一線級の選手たちと対戦する機会がある。そこで勝負したい」と気合十分に“五輪前哨戦”へ乗り込む。

日本勢初の決勝進出とメダル獲得が懸かる五輪へ「決勝に進出し、12秒台を出してメダル獲得につながれば」と闘志を燃やした。