◆競泳・パリ五輪代表選考会 第1日(17日、東京アクアティクスセンター)

 初日は男女の400メートル自由形決勝などが行われたが、派遣標準記録を突破した上で2位以内に入ると決まる内定選手は出なかった。18日の第2日に行われる決勝は女子100メートルバタフライ、男子100メートル平泳ぎなど4種目だ。

 女子100メートルバタフライには池江璃花子(横浜ゴム)が登場する。予選、準決勝と復帰後の自己ベストを連発。準決勝では派遣標準記録(57秒34)を破るなど好調をキープする。決勝進出選手は池本凪沙、広下菜月、松本信歩、池江璃花子、平井瑞希、相馬あい、飯塚千遥、水口知保。

 男子100メートル平泳ぎの派遣標準記録は59秒26。準決勝の全体1位は深沢大和(東急)で59秒41、同2位は谷口卓(中京大)で59秒62、同3位は花車優(イトマン東京)で59秒63、同4位が渡辺一平(トヨタ自動車)=大分県津久見市出身=で59秒64をマークした。4選手が準決勝で59秒台を記録し派遣標準に迫るなど、決勝も混戦となりそうだ。このほか武良竜也、渡辺隼斗、大蔵礼生、小泉龍馬が挑む。

 男子400メートル個人メドレーに瀬戸大也(CHARIS)が登場。同種目は予選、決勝ともに同日に実施される。女子50メートルバタフライは五輪非実施種目。

 個人種目の選考は決勝で日本水連が独自に定めた派遣標準記録を突破して上位2人に入れば代表決定。リレー種目は4人の合計タイムで派遣標準をクリアする必要がある。最終日は24日。