◆ソフトバンク6―3日本ハム(11日、北九州)

 ソフトバンクの周東佑京内野手(28)がマルチ安打を放った。「1番中堅」でフル出場。1点先制を許した初回、2球目の真っすぐを右前にはじきかえして出塁。2番の今宮の打席で盗塁して好機を広げ、4番山川の左翼への二塁打で本塁を踏んだ。「早い段階で追いつくなり、追い越すなりしたかったので良かった」と振り返った。

 同点で迎えた7回には1死二塁で、真っすぐを左前に運んだ。今宮も右前打で勝ち越し、山川の左前打で再びホームを踏んだ。

 これで3月31日のオリックス戦(京セラドーム)から9試合連続で得点に絡んでいる。「出塁すれば、返してくれる後ろの打者がいっぱいいるので。僕がどれだけ出塁するかで、どれだけ点が取れるかは分かっていると思うので」と語った。

 小久保監督は「状態がすごくいいと思う。真っすぐの振り負けもなくなってきたし、2ストライクアプローチもできてきた」とたたえた。

 1番としての役割について周東は「ここ何試合かはいい形でできていると思う。あとは打つだけではなく、もっと四球を取るとか。いい状態がいつまで続くのか分からないので、悪くなった時にそういうことができればいい」と前を向いた。

(浜口妙華)