◆西武―日本ハム(30日、ベルーナドーム)

 脳振とう特例措置の対象として出場選手登録を抹消されていた西武の古賀悠斗捕手(24)が、30日の日本ハム戦(ベルーナドーム)から再登録され、「8番捕手」で8試合ぶりの先発マスクをかぶった。

 まずは守備で復帰をアピールした。先頭の五十幡に中前打を許しての5回無死一塁で五十幡の二盗を素早いワンバウンド送球で阻止。昨シーズン、100試合に出場してリーグトップの盗塁阻止率を記録した自慢の強肩で日本ハムに追加点を許さなかった。

 1点を追う6回の攻めでは、先頭の長谷川信哉が遊撃内野安打でチーム初出塁した後、古賀は捕前に犠打を決めて得点圏にしっかり走者を送り、金子侑司の左前同点打につないだ。

 古賀は20日の楽天戦(同)の守備で、打者の空振りしたバットを後頭部付近に受け、翌21日に出場選手登録を抹消されていた。日本ハム戦の試合前練習で報道陣から「大事に至らなくて良かったですね」と声をかけられると、「はい、もう大丈夫です」と答え、打撃練習や捕手の守備や二塁への送球練習に力を入れていた。