J1アビスパ福岡は1日、ガンバ大阪戦(ベスト電器スタジアム、3日午後4時キックオフ)に向けた練習を公開した。現在、4試合連続で引き分けで13位。ここまでリーグ戦の全10試合にフル出場しているセンターバックの田代雅也(31)は「出ることよりも勝つことが大事。勝ちから遠ざかっているので毎試合、物足りなさを感じながら試合している」と5戦ぶりの白星を誓った。

 引き分けの4試合でチームは3得点。FWシャハブ・ザヘディが全得点を決めた。1日の練習では田代ら守備陣も加わって攻撃のビルドアップ練習を行い、「それが試合に出てくるのではないかと思うような密度の濃い練習だった。生かしていきたいなと思います」と手応えを強調した。

 昨季のシーズン途中に鳥栖から移籍した田代は、1日が31歳の誕生日。チームメートから水をかけられる「ウォーターシャワー」で祝福された。福岡には主将の奈良竜樹、湯澤聖人、亀川諒史と1993年生まれの同学年が多く、「(ロッカールームでスタッフから)男は40(歳)からだと。本当にその通りで全然、まだ俺らはひよっこですから。全然、まだまだやらなきゃいけない」と笑顔を見せた。

 「もうちょっと、欲を出して、いろいろなことにチャレンジしてみたい」とプレーの幅を広げていく。(向吉三郎)