ソフトバンク和田毅投手(43)の今季1軍初登板初先発が6日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)に決まった。2日にみずほペイペイドームで行われた投手練習で、倉野信次投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーターが明かした。

 和田は昨年11月の段階で小久保裕紀監督に開幕ローテ入りを確約されたが、左手中指のまめの影響で開幕直前に回避。その後も左足親指の皮がむけるなどアクシデントが続いたが、4月27日のウエスタン・リーグ、阪神戦(タマスタ筑後)で今季最長の7回を投げ、2失点で好投した。倉野コーチは「明らかに1軍で勝つ確率が少ない投手を投げさせることは、和田であってもない。勝つ投球ができる状態に来たというところで選んでいる」と説明した。

 プロ22年目のスタートラインに立つ和田は「本来なら開幕から投げなければいけなかった。ここからしっかりいい投球をして、少しずつ信頼を得たい。一球一球大切に、意味のあるボールを投げたい」と意気込んだ。

 8日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)には一時中継ぎへ配置転換されていた石川柊太が先発することも決まった。一方で1日の楽天戦(同)で4回3失点の大関友久が2日に出場選手登録を抹消された。ローテ再編で首位固めを狙う。(石田泰隆)