◆西武5×―4ソフトバンク(4日、ベルーナドーム)

 サヨナラ打を放った西武の外崎修汰内野手(31)がお立ち台で涙を浮かべた。8回に自らの悪送球で同点に追いつかれていただけに、延長10回2死満塁で中前打に放った打球を見ながら「本当にほっとしたと言いますか、打球がスローに見えて…抜けてくれるかなという実感が結構長く感じた」と実感。「きょう野球をやっていて最高にうれしいと言いますか…最高の日です」と言葉に力を込めた。

 サヨナラ打は2020年7月24日のロッテ戦で益田から打って以来、プロ10年目で2度目。帰り際も「うれしくて泣いたのは初めてかもしれないですね」と喜びをかみしめた。5日のこどもの日を前に、家族も球場で観戦。試合後、外崎を出迎えた長女とサムアップを交わした。「やっと野球のポジションやヒット、アウトを分かるようになってきた。出ていなかったら『なんで出ていない?』みたいな。刺激というか癒やしです」と父親の笑顔で感謝した。