女子短距離界のホープに悲劇…100メートル予選で優勝候補の山形愛羽が失速　脚のトラブルか、涙を流し車椅子で医務室へ【陸上日本選手権】

　◆陸上　日本選手権（27日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム）

　女子100メートル予選で、注目の山形愛羽（福岡大）＝熊本県八代市出身＝がアクシデントに見舞われた。

　第4組でスタート。順調に加速したが、70メートル付近で失速して、その後レーンに座り込んだ。脚の負傷とみられ、他のレーンの選手が心配そうに駆け寄るシーンも。山形は涙を流しながら、車椅子で医務室に直行した。

　山形は今年の世界リレー選手権にも日本代表の一員として出場。今月の「日本学生陸上競技個人選手権」でも女子100メートルと200メートルで2冠を達成し、100メートルでは土井杏南（JAL）が2012年にマークしたU20日本記録（11秒43）を塗り替える11秒41をマーク。日本選手権では初優勝も期待されていた。