“佐渡金山”の世界遺産登録を目指す新潟県佐渡市にも多くの観光客が訪れています。大型連休前半の佐渡のにぎわいの様子をお伝えします。

街の中を練り歩く大きな万燈。

大型連休初日の4月27日、佐渡市の佐和田地区では、この時期恒例の「万燈まつり」が開かれました。

夜は万燈の明かりのもと、地元の若者による鬼太鼓も披露され街が活気づきます。

【地元の人】
「島外からも多くの人が来てくれて非常にうれしいし、みんなで楽しく汗を流してやれたら最高」

一夜明けた28日、大きなボタンが咲き誇っていたのは国の伝統的建造物群保存地区に指定されている小木地区宿根木。

宿根木公会堂の前では太鼓芸能集団「鼓童」のメンバーが太鼓を鳴らし、訪れた観光客を迎えました。

青空のもと響く勇壮な太鼓の音に引き寄せられ、多くの人が集まっていました。

【観光客】
「太鼓の音が心にずんずん響いてくる。距離が近いので迫力がすごい」

また、佐渡観光の定番の一つ、たらい舟も人気を集めていました。

小木地区のたらい舟乗り場では、フランス出身のスタッフの姿も。国内外から訪れる観光客をもてなします。

船に乗り込んだ人はゆっくりと揺られながら、変化の富んだ岩場の景色や透明度の高い海の中をのぞき込み楽しんでいました。

【子ども】
「ワカメすごく長いことが分かったり、色んな魚がいて楽しかった」

【父親】
「世界遺産になる前に来たほうがいいかなと思って、来てみたらめちゃくちゃおもしろかった」

佐渡金山の世界遺産登録を見据え、観光業が盛り上がる佐渡。連休後半もにぎわいをみせそうです。