EU(=ヨーロッパ連合)は首脳会議を開き、イスラエルに大規模な攻撃を行ったイランへの制裁を強化することで合意しました。

EUは17日から2日間の日程でベルギーのブリュッセルで首脳会議を開き、中東情勢などについて話し合っています。会議では、イランへの制裁を強化する方針で合意し、会議後に発表した声明では、イランによるイスラエルへの攻撃を強く非難しました。イランの無人機やミサイル生産に関わる企業などに制裁を科す方針が明記され、EUは引き続き中東の緊張緩和と安全保障に全力で取り組むとしています。

また、EUのミシェル大統領は会議後、「すべての当事者に対して最大限の自制を呼びかける」とSNSに投稿し、中東地域全体に衝突が広がることに対する強い危機感を示しました。

会議ではウクライナ支援についても話し合われ、防空システムを緊急に提供する必要性について確認しました。