イスラエルがイランへの報復攻撃を検討する中、イランのライシ大統領は演説で攻撃があれば「大規模かつ激しい報復を行う」と強くけん制しました。

イランメディアによりますと、ライシ大統領は17日、軍事パレードでの演説で、イスラエルからの攻撃があれば「大規模かつ激しい報復を行う」と警告しました。

イランはイスラエルがシリアにあるイラン大使館を空爆したことへの報復として、13日にイスラエルに無人機などによる攻撃を行いましたが、ライシ大統領はこの攻撃は「限定的なものだった」と強調しました。

一方、ロイター通信によりますと、EU=ヨーロッパ連合は17日、首脳会合を開催しイランのミサイルや無人機の製造に関わる企業に対し制裁を強化する方針で一致しました。

EUのミシェル大統領は、その目的について「イランを孤立させるために地域諸国と連携しあらゆる手を尽くすことが重要だ」と語りました。