イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区南部のラファに対する地上作戦への懸念が高まる中、アメリカメディアは3日、イスラエルがアメリカ側に侵攻前に住民を避難させる計画を説明したと報じました。

ラファへの地上作戦をめぐっては、アメリカは回避に向けて協議を続ける意向を示している一方、イスラエルは地上作戦を強行する姿勢を崩していません。

こうした中、アメリカメディア「ポリティコ」は3日、イスラエル軍がバイデン政権に対し、地上作戦の前に住民をラファから南部沿岸のアルマワシに移動させる計画を伝えたと報じました。

ただ、これは最終的な計画ではなく、イスラエル側の「最新の考え方の一部」だとしています。その上でアメリカ政府関係者の話として、バイデン政権は侵攻が差し迫っているとの認識はなく、どのようにラファから人々を移動させるのか、イスラエル側からの詳細を待っている段階だとしています。