通算5期目の大統領に就任したロシアのプーチン大統領が内閣の人事に着手しています。プーチン氏は10日までに、現首相のミシュスチン氏を続投させることを決めました。

これは議会下院のボロディン議長が10日、SNSで明らかにしたものでプーチン大統領は、現在のミシュスチン首相を続投させる案を議会に提出したということです。10日の議会での採決を経て決定します。

ミシュスチン氏は現在58歳で2020年から4年にわたって首相を務めていて、プーチン大統領が手腕を評価しているとされています。首相再任後はウクライナへの侵攻の戦費をまかなうための増税への対応にあたることになりそうです。

首相以外の人事では副首相もプーチン大統領が起用することになっていて今回、若手を登用するかに注目が集まっています。

また主要閣僚の人事についてはプーチン大統領が議会上院と協議した上で任命する運びとなっていますが上院のマトビエンコ議長は「骨格は維持される」と話していてラブロフ外相やショイグ国防相などは留任するとみられています。