4年前、宇佐市で親子2人を殺害し現金を奪ったとして罪に問われている男の裁判員裁判で、被害者の遺族が「真実を話し罪を償ってほしい」と法廷で訴えました。

17日午後、求刑が出される予定です。

起訴状によりますと、大分市の会社員佐藤翔一被告(39)は、2020年2月宇佐市安心院町で当時79歳の女性と当時51歳の息子を刃物のようなもので刺して殺害し、現金8万8000円を奪ったとして、強盗殺人と住居侵入の罪に問われています。

佐藤被告は一貫して無罪を主張しています。

17日大分地裁で12回目の裁判員裁判が開かれ、被害者の遺族が「真実を話し罪を償ってほしい」などと訴えました。

裁判は17日午後も開かれ、検察側が求刑を出す予定です。

判決は7月2日に言い渡されます。