今年3月、大分市の自宅で父親を殺害した疑いで逮捕・送検され、その後、精神鑑定を受けていた46歳の長男が殺人の罪で起訴されました。

殺人の罪で起訴されたのは、大分市の無職・冨岡通則被告(46)です。起訴状などによりますと、冨岡被告は今年3月3日から4日にかけて、大分市の自宅で同居する父親・和雄さん(当時73)の首を、手やひもで締め付けるなどして窒息させて殺害した罪に問われています。

大分地検は3月21日から鑑定留置を実施し、その結果、刑事責任を問えると判断。28日付けで冨岡被告を殺人の罪で起訴しました。

捜査関係者によりますと、冨岡被告は「馬乗りになって手やひもで寝ている父親の首を絞めた。父親の貯金の使い道をめぐってトラブルになった」と容疑を認める供述をしていたということです。