皇室ゆかりの美術品や香川の文化財を集めた展覧会が、高松市の県立ミュージアムで開かれています。

会場には、東京都の皇居三の丸尚蔵館が所蔵する皇室ゆかりの美術品や皇室の美術品と関わりの深い香川の文化財など、94点が展示されています。

このうち国宝の「動植綵絵」は江戸時代後期の絵師、伊藤若冲の代表作の1つで、植物や鳥、虫などが細部にわたって丁寧に描かれています。

また、香川県の指定有形文化財、「百花の図」は、伊藤若冲が「動植綵絵」の制作と並行して取り組んだとされています。金刀比羅宮奥書院に201の花を描いた障壁画でそのうち、ふすま部分が取り外され展示されています。

この展覧会は、高松市玉藻町の香川県立ミュージアムで、5月26日まで開かれています。