視覚に障害のある子供たちが「狂言」を体験するワークショップが岡山市の岡山盲学校で行われました。

このワークショップは多くの子供たちに日本の伝統芸能に親しみを持ってもらおうと岡山盲学校で初めて行われたものです。和泉流・狂言師の吉住講さんらが講師に招かれ、子供たち約20人が小舞「兎」などを教わります。子供たちは扇を持つ高さや狂言独特の間に注意しながら何度も舞を繰り返し体で覚えていきました。

(体験した子供たちは…)
「楽しかった。やってみて笑い方や泣き方がよくわかった」
「(Q:一番楽しかったことは?)どれも面白すぎて決まりません」

(和泉流狂言師 吉住講さん)
「楽しんで観賞いただくことが一番。一人一人が想像して、自分自身で考えていること、思っていることを表現してくれたことが印象に残った」

子供たちは6月、校内で行われる本公演でプロの狂言師と一緒に舞を披露する予定です。