岡山県消防学校が所有する地震体験車が16年ぶりに更新され、6月から運用が始まります。東日本大震災など過去の巨大地震の揺れを体験することができます。

岡山県消防学校が所有する地震体験車は震度2から7までの8段階の揺れを起こすことができます。今回、16年ぶりに車両が更新され、その間に発生した東日本大震災や熊本地震のほか、南海トラフ巨大地震など将来的に発生が想定されている地震の揺れも体験できます。

(中西源太記者)
「(最大)震度7の東日本大震災を今から体験してみたいと思います」

(GoProの映像)

「上下左右に揺れていてとても恐怖を感じた。地震中は身動きが取れず、目の前の机を掴むことに精一杯でした。」

5月22日は運用開始を前に車両をデザインした学生らが、消防学校に招かれ、揺れを体験しました。

(体験した人は…)
「かなり余震が続いた印象。強く揺れたあとも注意が必要だと思った」

(岡山県消防保安課 杉山賢一総括参事)
「(地震の)体験をすることで、どういった備えが必要で、実際に起きた時にどういう行動を取るべきか、この車を通して体験してもらえれば」

新しい地震体験車は6月3日から運用が始まり、学校や町内会の防災イベントなどに出動するということです。