岡山県では57年ぶりとなる全国植樹祭まであと3日。式典の会場で5月23日、岡山県産の木材を使用した舞台や道具が報道陣に公開されました。

式典会場となる、岡山市北区のジップアリーナ岡山には、「式典所」と呼ばれる大きな木の舞台が登場しました。

ひと際目をひくのが、天皇皇后両陛下が着席される場所、「御座所」の背面装飾です。県内を流れる3つの河川と季節の草花をモチーフにデザインされ、県産のヒノキとスギを使い、組子細工で製作されました。

天皇皇后両陛下がお手植えやお手播きでお使いになる鍬などの道具も全て県産のヒノキで作られました。

そして、会場の外に設置されたのは、式典参加者を歓迎する六角形のゲート。県内で加工されたCLT、木材を縦と横、交互に組み合わせたパネルで作られています。

(岡山県全国植樹祭推進室 金光兵衛統括参事)
「豊富な森林資源の循環利用をテーマに掲げている。多くの県民に森林の大切さ、緑の大切さ、森林の役割、木材を使う事の意義を改めて認識してもらうきっかけにしたい」

全国植樹祭の式典は5月26日に行われ、公式Youtubeチャンネルで配信される予定です。