明治安田J2リーグ、6位のファジアーノ岡山は、5月26日、アウェーで3位・仙台との上位対決。2024シーズン最多得点で逆転勝利を収め、2連勝です。

チームを引っ張ってきたフォワードのグレイソンは左ひざの大ケガで母国・ブラジルに一時帰国。2024シーズンの復帰が絶望的になりました。

そんな中、選手たちは奮起します。1点を先制されて迎えた前半21分、18歳・早川隼平が左足を振り抜き移籍後初ゴール、同点に追いつきます。

後半1分には、こぼれ球に反応した岩渕弘人に2試合連続ゴールが飛び出し、逆転に成功します。

勢いが止まらないファジアーノ。後半24分には開幕戦以来となる木村太哉のゴールで3点目。後半31分には、古巣対戦となった柳貴博の恩返し弾。移籍後初ゴールでダメ押しの4点目を奪います。ファジアーノは2024シーズン最多の4得点で逆転勝利。順位を2つ上げて4位に浮上しました。

試合終了後には、ケガで離脱したグレイソンのユニフォームを掲げてサポーターと喜びを分かち合いました。

(1ゴール1アシスト ファジアーノ岡山 19 MF・岩渕弘人選手)
「グレイソンと一緒に昇格したいという気持ちがあるので。我慢強く全員が戦う気持ちを見せることができた」

(ファジアーノ岡山 木山隆之監督)
「グレイソンがチームを引っ張ってきた。選手がケガして今季絶望になって、その思いも選手たち、背負っていたと思うし、よくやったのではないか」

一方、26日の天皇杯1回戦で、J3のカマタマーレ讃岐と岡山県代表の三菱自動車水島が対戦。延長戦の末、4対3でカマタマーレが勝利を収めています。