大麻や覚せい剤などの薬物乱用を根絶しようと岡山県や警察などの関係機関による対策会議が5月27日、岡山市で開かれました。

会議には県の担当者や警察官など約50人が参加し、薬物の使用状況が報告されました。

岡山県警によりますと、県内で2023年、大麻取締法違反の疑いで検挙された人は106人で、5年連続で過去最多を更新しました。このうち、30歳未満が全体の約7割を占めていて、SNSなどの普及により若者の乱用が拡大しているということです。

このほか会議では、若者の間で増えている市販薬の過剰摂取、オーバードーズの対策などについても意見が交わされました。

(岡山県医薬安全課 山本真司総括副参事)
「覚せい剤など薬物対策について関係機関で連携することによって、(薬物乱用が)減らせるように対応を進めていきたい」

県や県警などは今後、学校での薬物乱用防止教室を実施するなどして、啓発活動を強化していきたいとしています。