夏の風物詩、花火大会を前に岡山市の花火製造会社で、花火玉の生産が大詰めを迎えています。

岡山県内で唯一、花火を生産しているのが、岡山市の森上煙火工業所です。2023年の花火シーズンを終えるとすぐに、24年の花火大会に向けた生産を始めます。

花火玉は、直径6センチのものから30センチの尺玉まで。その数、約1万2000個。作業は大詰めを迎え、花火玉の表面に糊付けした紙を貼って乾燥させる作業を繰り返し行っていきます。

(森上煙火工業所 内藤正博さん)
「年間を通して作っていて、今、大詰めを迎えている。梅雨前に頑張って生産量を増やしている。メーカーとしての誇りを持って手作業で作っている玉をしっかり見てもらいたい」

岡山・香川では7月から本格的な夏まつりシーズンが始まります。

岡山県北最大級の規模を誇る真庭市の「落合納涼花火大会」は7月27日に。備前市の夏の一大イベント、「ひなせみなとまつり花火大会」は、8月13日に開催されます。玉野市の夏のイベント「玉野まつり」は、安全に運営するための警備体制の構築や事業費の確保が困難になったことなどから中止となっています。

高松市の「さぬき高松まつり花火大会」は8月13日、23年より1000発多い4000発の花火が15分間にわたって、打ち上げられます。