沖縄県の米軍嘉手納基地に米海軍の最新鋭の無人偵察機「MQ4Cトライトン」2機が一時配備されることが分かった。期間は今月から10月までを想定。沖縄防衛局が10日午後、県側に説明した。さらなる負担につながるとして、県や嘉手納町などから反発が上がりそうだ。

 関係者によると、配備は中国など周辺国の動向を踏まえた情報収集の強化が目的。一時展開に伴い約50人の部隊が配備される。機体の整備などで機体数が増える可能性もある。

 嘉手納基地の民間住宅地に近い元駐機場「パパループ」などは使用せず、「可能な限り海上を飛行する」という。