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今回取り上げるのは、カルビー株式会社が誇るロングセラーブランド「堅あげポテト」の期間限定商品「堅あげポテト 幻の江戸味噌味」だ。株式会社日出味噌醸造元が運営する「東京江戸味噌」が監修を行った同商品は、江戸味噌の甘みと旨みを活かした味わいが特徴的。「日本を愉しむ」プロジェクトの集大成(第6弾)商品でもある「堅あげポテト 幻の江戸味噌味」について、担当者に話を聞いてみた。

――「堅あげポテト 幻の江戸味噌味」を新たに販売する狙いを教えてください。
「堅あげポテト」は伝統的と言われる釜あげ製法を受け継ぎ1993年11月に発売、以来こだわりの製法と和の世界観を大切にして参りました。30周年という記念の年に、日本の歴史と伝統を感じていただけるような商品を発売することで食にこだわりを持ち、自分時間をゆっくりくつろいだり、贅沢な気分をあじわったりするためにポテトチップスを召し上がる大人の男性に「堅あげポテト」を選んでいただきたいと考えております。

――アイデアはどのようにして生まれましたか?
厚めにスライスしたジャガイモをじっくり丁寧にフライすることで堅い食感と、噛むほどに楽しめるジャガイモの味わいが特徴の堅あげポテトに合う素材として、三國シェフに江戸味噌と、東京江戸味噌様をご紹介いただきました。三國シェフ・東京江戸味噌様のアドバイスのもと、江戸味噌の味わいを再現する堅あげポテトを開発するにいたりました。

――開発するうえで苦労した点はありましたか?
江戸味噌の勉強会に参加させていただき、その歴史や特徴を学ぶところから始めました。甘口の赤味噌である江戸味噌の特徴は「甘み」と「豆の旨み」です。特にあまみの部分の再現が難しかったですが、粉末酒かすを使用して米の自然な甘さを補填しました。また「江戸味噌」の味わいを引き立てながら、堅あげポテトの食感と相性のよい厚みのある味付けの開発にもこだわりました。三國シェフと東京江戸味噌様より多大なアドバイスをいただき、江戸で使用されていたとされる「かつおだし」と、意外にも江戸っ子が味噌に合わせたとされる「胡椒」を隠し味に配合し調整を重ねました。三國シェフと東京江戸味噌様の両者に3回ずつ試食評価いただきながら、初回の打ち合わせから5カ月をかけて配合を決定いたしました。

――「日本を愉しむ」プロジェクト第6弾の商品とのことですが、「日本を愉しむ」プロジェクトとは具体的にどのようなプロジェクトなのでしょうか?
カルビーが、世界的シェフ三國清三シェフにフードアドバイザリーをしていただき提案する、カルビーブランドと全国厳選素材のコラボ企画です。カルビーの商品ブランドと共通点がある素材を組み合わせることで、商品や素材自体の魅力や背景を知っていただきたい、愉しんでいただきたいという想いで2021年10月にスタートしました。

プロジェクト開始から3年経過し、三國シェフには多大な貢献をいただいたおかげでこれまでの発売商品はいずれもお客様から高い評価をいただくことができました。この3年間の取り組みをもって本プロジェクトとしては終了となります。

――最後にユーザーへメッセージをお願いします。
江戸の庶民の日常に根付いた江戸味噌ですが、太平洋戦争をきっかけに製造が中止となって以来この世から姿を消していた、まさに“幻の”味噌です。江戸の歴史と伝統を感じる“幻の”味わいを再現した特別な「堅あげポテト 幻の江戸味噌味」をぜひお試しください!!

■「日本を愉しむ」プロジェクトの集大成
「日本を愉しむ」プロジェクトは、日本各地で大切に育まれた食文化や素材の魅力をお菓子を通じて発信していくことを目的として2021年10月に発足したプロジェクト。世界的なシェフである三國清三さんがフードアドバイザーを務めており、「ア・ラ・ポテト 羅臼昆布しょうゆ味」を皮切りにこれまで、5種類の限定商品を販売してきた。

「堅あげポテト 幻の江戸味噌味」はそんな「日本を愉しむ」プロジェクトの集大成(第6弾)の商品だ。江戸をテーマに、戦後姿を消してから70余年、東京江戸味噌が復活させた幻の江戸味噌の味わいを「堅あげポテト」で再現。隠し味には、江戸時代に味噌に合わせられていたとされる、かつおだしや胡椒を使い、厚みのある味わいに仕上がっている。

昨年(2023年)、発売30周年を迎えた「堅あげポテト」の期間限定新商品。ぜひ一度味わってみてはいかがだろうか。

商品概要
商品名:堅あげポテト 幻の江戸味噌味
内容量:60g
価格:オープン(想定価格 税込185円前後)
発売日/販売エリア:
2024年3月18日/全国のコンビニエンスストア
2024年3月25日/全国のコンビニエンスストア以外

文=吉田知生